今日のグローバル経営においてM&Aの活用による企業価値の向上は欠かすことのできないテーマとなります。経営環境が世界的な規模で刻々と変化する中、「市場機会」に対して「経営資源」をどう整備または調整していくかを絶え間なく検証し、これを状況と戦略に応じてスピーディにかつ効率的に再構築していくことが企業として企業価値向上のために求められています。M&Aは、事業規模拡大、新規事業創出、事業の多角化、資本の増強、事業承継、金銭的な収益確保等さまざまな目的で行われ、その手法も買収・売却・資本提携・合併・合弁・事業譲渡等さまざまなものがあります。
弊社は韓国に特化したクロスボーダーM&A（国境を越えるM&A取引）を支援します。韓国現地における対象企業／相手企業に関する情報、法制、税制、 会計制度、資本市場環境、商慣習等に関する知識と関連ネットワークを最大限活用し、お客様のM&A目的達成に貢献します。
M&A案件創出支援
M&Aを行うためにはまず具体的な案件の創出が必要です。案件の具体化にあたっては精度の高い情報とコンタクトの戦略性が不可欠となります。最新の企業動向、各企業の戦略、歴史的背景からトップの人柄まで、企業に対する深い知見があって初めて案件創出が可能となります。
案件の初期段階には、相手企業の適切な権限者と友好的な形でM&A交渉のスタートラインにつくことが重要です。そのためには、自社の考えるディール・ロジックを明確に相手企業の権限者に伝え、そのうえで相手企業とディールのメリット、課題、推進プロセス等についての基本認識を共有することが必要です。
弊社は韓国の大企業はもちろん、中堅・中小企業に至るまで幅広い企業とのコンタクトを有しています。また韓国の調査・コンサルティング企業とも幅広いネットワークを構築しています。このような情報資産とネットワークを通して、お客様が必要とするM&A案件や最適な投資先を発掘し、ご提案します。
M&A実行支援
弊社はM&Aのディールマネジメントと交渉を支援します。ひとたび相手企業とのチャネルが構築され、基本合意・最終合意に向けた情報交換が開始されると、ディールは取引実行の段階に入ります。一般的にM&Aプロセスには、当事者、そのアドバイザー等を含む多数の利害関係者が関与することになるため、プロセスの円滑な推進にはアドバイザーの高度な状況判断と対応能力が求められます。また、この過程でやり取りされる情報は極めて秘密性が高いものであり、情報の取り扱いには高い倫理感と細心の注意が求められます。
弊社はディール推進に先立つ戦略的アドバイス、ディール全体の推進管理、対象企業（事業）及び相手企業に関する事前概況調査・情報収集、入札プロセスの実行支援、デューデリジェンス実行、主要な意思決定に対する中立的かつ客観的な意見の提供、プレス及びIR方針等に関するアドバイスや実行を支援します。
また、M&Aの価格・その他取引条件等の交渉においては、対象会社（事業）に関するビジネス、法務、財務、税務、組織、人事等の状況、ならびに取引当事者、その他利害関係者の利害を包括的に理解し、解決策や代替案を立案する交渉アドバイザーの存在が不可欠です。弊社は専門知識、専門のパートナーと連携し、相手企業との交渉をサポートします。
Post M&A支援
M&Aの成功は、一般的にM&A実行後に対象企業が見込まれたパフォーマンスをあげるか、自社との間での相乗効果が発現するか如何にかかっています。弊社は、M&Aの推進過程（デューデリジェンス等）において得られた課題認識や過去のポストM&A統合プロジェクトにおける経験などをもとに、お客様のポストM&A統合プランニングと実行をサポートします。
韓国企業への投資のメリットとしては、企業の成長性が相対的に高く、韓国株式市場への上場も行いやすいことが挙げられます。弊社はM&Aの支援プロセスとほぼ同じく、お客様の韓国中小・ベンチャー企業への投資活動を支援します。投資先の発掘から、投資契約のプロセス、投資後の企業管理、IPOなどのEXITまでに総合的に又は必要なタイミングで部分的にご支援いたします。
韓国には最近、輸出などが好調で流動資金が豊富な企業が多く、かつ日本の中小・ベンチャー企業の先端部品技術や加工技術への投資に関心が高い企業も増加しております。弊社は日・韓のビジネスパートナーとして、韓国現地における対象企業／相手企業に関する情報、法制、会計制度、資本市場環境、商慣習等に関する知識と関連ネットワークを最大限活用し、貴社（ベンチャーキャピタル、投資ファンド運営会社、事業会社等）の投資事業をご支援いたします。
持分売却先の発掘支援
株式譲渡が可能な韓国の候補先（事業会社、投資会社等）を発掘し、ご提案します。
売却手続き支援
売却に関わる韓国相手先との交渉、契約手続き、関連コミュニケーションなどを仲介・支援します。
